KEN’S CAT LOG

デイリーGoogle Playレポート 2026-09-18

本日の最大シグナルは HR の android-sports チャートが実質入れ替わったこと(新規52件・top-10維持86%)で、BeSoccer が #1 に直接新規登場。加えて DAVE THE DIVER が KR #1/US #7 と有料ゲームに同日多国登場し、Themely が DE/GB/HR の personalization に同時着弾している。

1. 新規登場(New arrivals)

同日に複数国へ入った案件が最も強い。DAVE THE DIVER は KR の android-game/paid に #1、US に #7 で同時登場(agg:arrival/com.mintrocket.drmobile/android-game/TOP_PAID)。有料チャートの首位を初日で取るのは稀で、今日一番の話題性がある。Themely - Icons & Widgets は DE #40 / GB #41 / HR #41 と3か国の personalization/free に同時着弾。ほかに Giggles: Videos & Trends(HR #11・DE #26)、Yalla Shoot(HR #17・DE #38)、PDF Converter: Editor & Reader(GB #26・DE #38)、Vimex(GB/US とも #35)が2か国同時。単一国では HR の android-sports が異常で、BeSoccer #1、Football Live Score: Soccer #4、Live Cricket TV HD #5、LiveScore #6 が一斉に新規。KR では Tasker が paid #2、Clean My Files が free #8 に入った。

2. 月次の急上昇(Risers over the period)

基準日は 2026-08-26。これはアーカイブ最古の取得日で、本日から23日前にすぎず「一か月」ではない点に注意。最大の上げは US 有料ゲームの Gambonanza #2(+40)、次いで HR の Splitwise grossing #5(+38)、JP の CHARGESPOT #4(+37)、HR の TradingView grossing #1(+36)。基準日に不在で今日20位以内に入ったものでは、GB の Seneca が education #1、JP の エアウォレット finance #1、KR の DAVE THE DIVER paid #1 が目立つ。GB 教育は Tapestry #5(+31)、Seesaw #6(+23)、Canvas #12(+22)と学校系が揃って上がっており、新学期需要の形をしている。

3. 階層別の傾向

頭は固く、尾が動く。top(1–10位)は held 96%・new 1%・平均変動 0.4 とほぼ不動、mid(11–30位)は held 93%・|Δ| 1.3、bottom(31–45位)だけ held 84%・new 10%・|Δ| 1.9 と新規の入り口になっている。今日の新規の多くが 30位台〜40位台に出ているのはこの構造どおり。なお developer 情報が欠損しており、上位を寡占する開発者は本日のデータからは特定できない。

4. 国別の傾向

新規が最も多いのは HR(125件、top-10維持 94%)で、sports と personalization に集中。US 79件、DE 71件、GB 65件と続き、JP(53件・97%)と KR(53件・94%)は件数こそ少ないが KR は上位の入れ替わりが大きい。DE は top-10維持 98% で最も安定。共有されているのは定番で、Canva・Spotify・ChatGPT・X・Facer が6市場すべてで top-10。対して HR のスポーツ配信系、KR の paid ゲーム、JP の CHARGESPOT/詐欺バスター Lite は完全にローカルな動き。

5. カテゴリー別の傾向

回転したのは android-sports(新規52・top-10維持 86%)と android-personalization(新規35・85%)の2つで、いずれも維持率が全カテゴリー最低水準。android-game(29件)、android-tools(19)、android-education(16)、android-health-and-fitness(16)が続く。逆に android-business と android-house-and-home は top-10維持 100%、android-comics は新規2件のみでほぼ静止。AI 系(AI Catch、AI Video、Couple AI、Design Home)が art-and-design / photography / video-players の下位帯に継続的に湧いている点は、カテゴリーをまたぐ地合いとして押さえておきたい。

主要ファインディング

1. DAVE THE DIVER が KR 有料ゲーム #1・US #7 に同日新規登場

前回 2026-09-17 には無く、本日 KR の android-game/TOP_PAID に #1、US に #7 で同時登場。有料チャートで初日に首位を取る事例は稀で、2市場同時という点でも単発の登場より強いシグナル。KR ではさらに Batomon Showdown が paid #14 に新規で入っており、韓国の有料ゲーム枠が今日まとめて動いている。

確度: 高

2. HR の android-sports が事実上入れ替わり — BeSoccer が #1 に直接新規登場

android-sports はカテゴリー全体で新規52件・top-10維持86%と全35カテゴリー中もっとも荒れており、その大半が HR に集中。BeSoccer #1、Football Live Score: Soccer #4、Live Cricket TV HD #5、LiveScore #6、YACINE TV #9、Yacine TV #10 と上位が軒並み前回不在のアプリで埋まった。ライブスコア/無料スポーツ配信というジャンルが HR で一斉に露出を取った形で、同種アプリの参入余地がまだあることを示す。

確度: 高

3. Themely が DE/GB/HR の personalization に同時着弾、カテゴリー維持率は最低水準の85%

Themely - Icons & Widgets が DE #40・GB #41・HR #41 と3市場の android-personalization/free に同日登場。android-personalization は新規35件・top-10維持85%とカテゴリー最低で、HR では Photo Lock App #9、Candy Race Launcher #10 も新規上位。アイコン/ウィジェット/ロック画面ジャンルが今日まとめて入れ替わっており、企画の即効性が高い領域。

確度: 高

4. PDF/文書リーダーが全市場で上昇中 — 新規・急上昇・グローバル top-10 の3拍子

PDF Reader, PDF Viewer は KR #1・GB #2・HR #2・US #3・DE #4・JP #7 と6市場すべてで productivity/free の top-10 に入り、US では基準日比 +22。KR では PDF Reader & Viewer: Edit PDF が #12(+31)、KR の android-tools では All Document Reader が #15(+10)、US では All PDF Reader & PDF Editor が #31(+12)。さらに PDF Converter: Editor & Reader が GB #26・DE #38 に新規登場と、新規流入も続いている。汎用ユーティリティの中で今もっとも需要が厚い枠。

確度: 高

5. 月次の最大上昇は US 有料ゲーム Gambonanza の +40(#2)、基準日は23日前

基準日 2026-08-26 からの順位差で最大は Gambonanza の +40(US android-game/paid #2)。続いて Splitwise が HR finance/grossing #5(+38)、CHARGESPOT が JP lifestyle #4(+37)、TradingView が HR finance/grossing #1(+36)。ただし基準日は本日から23日前、かつアーカイブ最古の取得日であり、「一か月の変化」として扱うと過大評価になる。HR の finance/grossing は Splitwise・TradingView・Kraken・Investing.com が揃って浮上しており、市場単位の構造変化の可能性がある。

確度: 中

6. GB の教育カテゴリーで学校プラットフォームが一斉浮上(新学期パターン)

Tapestry Education Platform #5(+31)、Seesaw #6(+23)、Canvas By Instructure #12(+22)が基準日比で揃って上昇し、Seneca - AP & Test Prep は基準日に不在から #1。HR でも Photomath #1、Google Classroom #2 が基準日不在から上位入り。android-education はカテゴリー全体で新規16件・top-10維持95%と動きがある側で、学期開始需要が効いていると読める。学習・保護者向けの企画は今が露出の取り時。

確度: 高

7. 上位は不動、新規は31位以下から入る — 頭 96%維持・尾 10%新規

top(1–10位)は held 96%・new 1%・平均変動 0.4 とほぼ凍結、mid(11–30位)は held 93%・|Δ| 1.3、bottom(31–45位)のみ held 84%・new 10%・|Δ| 1.9。本日の多国同時登場の大半(Themely、Vimex、Timestamp Camera、Flightsky など)が30位台〜40位台に出ているのはこの構造と整合する。新規タイトルの初期目標は「まず bottom 帯に入る」であり、top-10 は日次では動かない前提で計画すべき。なお developer 情報が欠損しているため、上位を寡占する開発者の有無は本日のデータでは判定できない。

確度: 高

8. 市場差:HR/US が入れ替わりの場、DE/JP は安定、KR は上位が動く

新規登場数は HR 125 が突出し、US 79・DE 71・GB 65・JP 53・KR 53。top-10維持率では DE 98%、GB 97%、JP 97% が安定側で、HR と KR が 94% と最も動いた。KR は件数が少ないのに維持率が低く、動きが上位で起きている(DAVE THE DIVER paid #1、Tasker paid #2、Clean My Files #8、Limbus Company grossing #20)。参入テスト先としては HR、上位での結果が欲しいなら KR、安定した棚を狙うなら DE という使い分けになる。

確度: 高

9. AI 生成系アプリが art-and-design / photography / video-players の下位帯に継続流入

DE で AI Catch: AI Video Generator #30(+15)、KR で Shots - AI Photo & Video Maker #20(+20)、US で Framly #30(+12)、CineSpark AI が US video-players/grossing #22(+11)。新規側も Couple AI(GB #26)、Design Home - AI Home Makeover(GB #38・US #45 の2か国同時)、AI Video - AI Video Generator(KR photography grossing #35/free #40)、Pollo AI(DE #38)と途切れない。個別アプリの寿命は読めないが、ジャンルとしての供給と需要は継続している。

確度: 中

10. 静止したカテゴリー:business と house-and-home は top-10 が 100% 維持、comics は新規2件のみ

android-business(11チャート・新規6件・top-10維持100%)と android-house-and-home(7チャート・新規10件・維持100%)は本日まったく頭が動かず、android-comics は新規2件・維持97%で実質停止。Microsoft Teams が DE/GB/HR/US で #1、JP #4、KR #10 と全市場 top-10 を占めている business は、日次の入れ替わりを期待できる場ではない。逆に言えば、ここに新規で入る企画は日次シグナルでは評価できず、別の指標が要る。

確度: 高

推奨アクション

  • HR の android-sports は本日ほぼ入れ替わった(新規52件・top-10維持86%)。ライブスコア/無料スポーツ配信の企画があるなら、HR を最初の投入先として今週中に動かす。BeSoccer #1・LiveScore #6 の並びがどれだけ持つかを明日以降の日次で確認し、一過性か定着かを 2〜3 日で判定する。
  • DAVE THE DIVER の KR #1/US #7 は有料ゲームの数少ない動きなので、明日の順位を必ず追う。初日首位が翌日以降も維持されるなら、KR 有料ゲーム枠は現在露出コストが低い=新規参入の窓が開いていると判断できる。
  • personalization(新規35・top-10維持85%)はアイコン/ウィジェット/ロック画面系が毎日入れ替わっており、制作サイクルの短いテーマ・ウィジェット企画の投入先として最適。Themely の3か国同時登場(DE/GB/HR とも #40 前後)を参考に、bottom 帯(31–45位)到達を初期 KPI に置く。
  • PDF/文書リーダーは6市場すべてで top-10(PDF Reader, PDF Viewer: KR #1〜JP #7)かつ新規流入も継続しており、汎用ユーティリティで一本作るならここ。ただし競合密度も高いので、差別化軸(スキャン、変換、注釈)を先に決めてから着手する。
  • GB の教育(Tapestry +31/Seesaw +23/Canvas +22/Seneca #1)は新学期需要の形。保護者・学校向けの企画は今月中に出さないと窓を逃す。JP の Think!Think!、HR の Photomath/Google Classroom も同じ動きで、複数市場で同時に効いている。
  • 課金売上(TOP_GROSSING)に関する意思決定は今日のデータで行わない。DE はほぼ全カテゴリー、GB も広範囲で劣化ソースになっている。HR の finance/grossing(TradingView #1・Splitwise #5)は有望に見えるが、劣化リストに HR の finance/grossing は含まれないため単独では使える一方、市場間比較には使わないこと。
  • 階層の性質(top 96%維持・bottom 10%新規)を踏まえ、日次レポートのアラート閾値を階層別に分ける。top-10 の入れ替わりは 1% しか起きないので、ここでの新規登場は無条件でエスカレーションする価値がある。
  • developer と ratingCount が 93021 件欠損しているため、開発者単位の寡占分析とレビュー数ベースの評価が本日できていない。収集パイプラインのアプリ詳細取得部分を優先的に点検し、次回以降の日次で階層表の developers 欄が埋まるようにする。

データ品質メモ

本日は 356 チャート・13259 行を取得。設定上の収集対象 388 チャート(ソースが公開していない 242 を除いた数)に対し 32 チャートが未取得で、直近の実行のうち 6 件が部分完了、36 件のフェッチが失敗した。前回 2026-09-17 と比較できたのは 356 中 329 チャートで、残り 27 は前回の捕捉が無いため「変動なし」ではなく「比較不能」。前回の捕捉が無いチャートの行は新規登場として数えていないため、本レポートの新規件数はむしろ過小側に寄っている。劣化したソースは TOP_GROSSING に極端に偏っており、DE はほぼ全カテゴリーの TOP_GROSSING、GB は TOP_GROSSING と TOP_PAID の広範囲、US/JP/KR/HR も多数が該当する。したがって課金売上系の順位・新規は市場横断で読まないほうがよい。属性では developer が 93021 件、ratingCount が 93021 件、rating が 4544 件欠損しており、開発者別の寡占度(階層表の developers holding most slots が「—」)と評価スコアを用いた分析は本日できない。月次の基準日 2026-08-26 は本日から 23 日前であり、かつアーカイブ最古の取得日であるため、一か月分の変化としては扱えない。