デイリーGoogle Playレポート 2026-09-21
HR の android-sports が1日で27件の新規を飲み込み top-10 保持率87%(全カテゴリー最低)まで崩れた一方、全体は top 階層97%保持・平均変動0.3と極めて静穏。今日の作り所はクロアチアのサッカー/賭けアプリ群と、5か国またぎで底辺に同時着弾した PDF・VPN・AI チャットの量産系である。
1. 新規登場
HR の android-sports が突出。HNS Ulaznice が #1、HNS SEMAFOR が #2 で同時着弾し、Sporti by SuperSport #6、Sportify #7、Admiral HR #9 と上位が総入れ替えに近い。US では Mobile Legends: Bang Bang.US が #2 に新規登場。複数国同時登場は5件あり、いずれも #30〜#45 の底辺帯(Pillow Chase Home App が US #44 / DE #45 / GB #45、Key VPN が GB・US #43、Open Chat - AI bot app が US #43 / JP #45)。テンプレ量産系の一斉配信の形で、単発の話題化とは性質が違う。
2. 月次の急上昇
基準日 2026-08-26 は26日前で、アーカイブ最古の取得日。まだ一か月分は無い点に注意。最大は HR/finance/grossing の Splitwise #5(+38)と TradingView #1(+36)。Gambonanza が US paid #5(+37)と GB paid #4(+33)で同時上昇。基準日に不在で今回上位は Muse from Meta が US/productivity/free #1、DAVE THE DIVER が KR paid #1・GB paid #2、エアウォレットが JP/finance/free #1。
3. 階層別
top(1–10)は保持97%・新規1%・平均変動0.3、mid は95%/1%/0.9、bottom(31–45)だけが保持89%・新規7%・変動1.3。動きは完全に裾で起きている。なお developer 列は全階層で空欄のため、上位を寡占する開発者の特定は今日のデータではできない。
4. 国別
HR が新規69件・top-10 保持94%で最も流動的、US は78チャートと最大だが保持98%。JP・GB も98%で静か。共有されているのは Canva が6か国すべて #1、ChatGPT・Google One・Spotify・Expo Go・WhatsApp などのグローバル定番で、可動域はローカル側にある。
5. カテゴリー別
android-sports が保持87%/新規27で最大の入れ替わり、次いで android-personalization と android-lifestyle が94%。android-tools は新規18件ながら保持99%、android-video-players は新規12件で保持100% — 新規はすべて裾に着地している。android-medical は保持95%/新規11で、US の NYSORA Nerve Blocks #10、Uptodate Lexidrug #16 など専門医療の grossing 参入が目立つ。
主要ファインディング
1. HR の android-sports が1日で上位総入れ替え — HNS Ulaznice #1・HNS SEMAFOR #2 が同時新規
HR/android-sports/TOP_FREE に HNS Ulaznice が #1、HNS SEMAFOR が #2 で新規登場し、さらに Sporti by SuperSport #6、Sportify #7、Admiral HR #9、Fishing Points #10、GymAdmin #11、Favbet kladionica #12、Zepp #14、Sporty.plus #15 が同日に入った。カテゴリー全体では新規27件・top-10 保持87%で全35カテゴリー中最低。クロアチア代表戦(HNS=クロアチアサッカー連盟)系のチケット/速報需要が一気に立ち上がった形で、スポーツ興行連動コンテンツの制作タイミングとして最も分かりやすいシグナル。
確度: 高
2. 複数国同時の新規登場は5件、すべて #30〜#45 の裾 — テンプレ量産系の一斉配信パターン
同日に複数市場へ入ったのは Pillow Chase Home App(personalization/free、US #44・DE #45・GB #45)、My Health: BP & HR Log(health-and-fitness/free、HR #30・GB #39)、Key VPN–Secure VPN(communication/free、GB #43・US #43)、Open Chat - AI bot app(productivity/free、US #43・JP #45)、WFP 105 Retro watch face(watch-face/free、US #43・HR #44)の5件。いずれも底辺帯への着地で、bottom 階層の新規7%と整合する。単一国のヒットではなく同一ジャンル(PDF・VPN・AI チャット・ウォッチフェイス)の横展開なので、企画としては「量産カテゴリーで露出を取る」側の動きと読むべき。
確度: 高
3. PDF リーダー系が26日で全市場的に上昇 — KR #10(+33)、US #3(+22)、KR grossing #18(+26)
PDF Reader & Viewer: Edit PDF が KR/productivity/free #10(+33)、PDF Reader, PDF Viewer が US #3(+22)、PDF Reader: Edit HWP, DOC, PPT が KR/productivity/grossing #18(+26)。さらに PDF Reader, PDF Viewer は KR #1・GB #2・HR #2・US #3・DE #4・JP #7 と6市場すべてで top-10 に入っている。単発の国内ヒットではなくカテゴリー全体の需要移動で、無料 PDF/ドキュメント系はまだ上位に空きがあると読める。
確度: 高
4. 基準日 2026-08-26 は26日前で一か月に満たない — 最大の上昇は HR/finance/grossing の Splitwise +38
「月次」と呼んでいる比較の基準日 2026-08-26 はアーカイブ最古の取得日で、実際には26日前。この前提の上で最大の上昇は Splitwise が HR/finance/grossing #5(+38)、TradingView が同 #1(+36)。金融 grossing が HR で丸ごと押し上がっている。次いで Gambonanza が US paid #5(+37)と GB paid #4(+33)で二市場同時に上昇しており、有料ゲームとしては珍しい同期。期間が26日であるため「月次トレンド」としての一般化は避けるべき。
確度: 高
5. 基準日に不在で今回 #1 — Muse from Meta(US productivity)と DAVE THE DIVER(KR paid #1 / GB paid #2)
2026-08-26 時点でチャートに無く、今回いきなり首位級に入ったものが複数ある。Muse from Meta が US/productivity/free #1、DAVE THE DIVER が KR/game/paid #1 かつ GB/game/paid #2、エアウォレットが JP/finance/free #1、トルネコの大冒険が JP/game/paid #1。26日という短い窓の中で 0→#1 が起きているので、いずれもリリースまたは大型施策の直撃と見てよい。DAVE THE DIVER は二市場同時なのでグローバル施策側。
確度: 高
6. 動きは裾だけ — top 保持97%/変動0.3 に対し bottom は保持89%・新規7%・変動1.3
top(1–10位、3337枠)は保持97%・新規1%・平均変動幅0.3、mid(11–30位、6062枠)は95%・1%・0.9、bottom(31–45位、4172枠)は89%・新規7%・1.3。頭は事実上凍結しており、今日観測できる機会はすべて31位以下にある。なお developer 列は3階層とも空欄(developer が84182件欠損)のため、上位を少数の開発者が寡占しているかどうかは今日のデータからは判定できない — これは「寡占していない」ではなく「測れていない」。
確度: 高
7. HR が最も流動的(新規69・top-10保持94%)、US/GB/JP は保持98%で静止
市場別では HR が63チャート・新規69件・top-10 保持94% で最も動き、DE 97%・KR 96%・US 98%・GB 98%・JP 98% と続く。US は78チャートで最大規模ながら新規は42件にとどまる。小さい市場ほどローカルイベント一つで上位が動くという構図で、新規参入の実験先としては HR、定番の強さを測る先としては US/JP という使い分けになる。
確度: 高
8. 6か国すべてで #1 は Canva のみ — グローバル定番は固定、可動域はローカル側
Canva: AI Photo & Video Editor は DE・GB・HR・JP・KR・US の art-and-design/free で全て #1。ChatGPT は productivity/free で DE・GB・HR・JP #1、KR・US #2、同 grossing でも KR #1 ほか全市場 #2。Google One は grossing で5市場 #1。この層は動かないので、これらのカテゴリー首位を狙う企画は現実的でない。逆に言えば、今日拾うべき変化は必ずこれらの下の階層にある。
確度: 高
9. US の医療 grossing に専門医向けが連続参入 — NYSORA #10、Uptodate Lexidrug #16
android-medical は保持95%・新規11件で、US/medical/grossing に NYSORA Nerve Blocks #10、Uptodate Lexidrug #16、Noxogy Sleep Tracker & Snore #26 が新規登場、DE でも Anatomy Learning - 3D Anatomy が #6 で入った。消費者向けヘルスではなく医療従事者向け有料ツールが課金上位に固まって現れており、単価の高い専門ニッチが動いているサイン。ただし US/DE の medical/TOP_GROSSING は degraded source に含まれるため、順位そのものの精度は割り引いて見る必要がある。
確度: 中
10. 新規が多くても上位が動かないカテゴリー — tools(新規18/保持99%)と video-players(新規12/保持100%)
android-tools は新規18件ながら top-10 保持99%、android-video-players は新規12件で保持100%。新規はすべて裾(File Orbit #37、Nora VPN #40、Video Lite #40 など)に着地しており、参入は容易でも上昇は難しい構造。一方 android-house-and-home、android-beauty、android-auto-and-vehicles は保持100%で完全に静止。逆に android-personalization は新規16・保持94%、android-lifestyle は新規12・保持94% と、上位まで入れ替わる余地が残っている。
確度: 高
11. JP はほぼ静止(保持98%)だがローカル限定で動く — CHARGESPOT #7(+34)とスクエニ旧作 paid
JP は52チャート・新規37件・top-10 保持98% と6市場で最も静かだが、CHARGESPOT が lifestyle/free #7(+34)、Bus Fever Party! が game/free #17(+28)、CHRONO TRIGGER (Upgrade Ver.) が game/paid #11(+27)、ドラゴンクエストモンスターズ2 SP が同 #7(+22)と、国内固有の題材だけが26日で大きく上がっている。JP 向け企画は横展開の新規ではなく国内文脈(モバイルバッテリー・レトロ RPG)に寄せるのが合理的。
確度: 高
12. DE の TOP_GROSSING はほぼ全滅に近い degraded — DE 発の課金系新規は要再確認
degraded sources には DE の TOP_GROSSING が21カテゴリー分(game、entertainment、social、productivity、photography ほか)並んでおり、DE の課金チャートは今日ほぼ全面的に品質低下している。それでも DE/grossing の新規として BrickSearch Minifigure Scanner #4、Nothing Inspired 2A Watch Face #8、getquin #9、CineSpark AI #12、WG-Gesucht #15 が挙がっているが、これらは劣化ソース由来の可能性があるため、単独で企画の根拠にせず翌日の再取得で裏を取るべき。
確度: 中
推奨アクション
- HR/android-sports の新規10本(HNS Ulaznice #1、HNS SEMAFOR #2 ほか)を明日も追跡し、イベント連動の一過性ピークか定着かを判定する。定着なら小規模市場のスポーツ興行連動企画をテンプレ化する価値がある。
- 複数国同時登場の5本(Pillow Chase、Key VPN、Open Chat - AI bot、My Health: BP & HR Log、WFP 105)は #30〜#45 からの動きを3日追い、bottom 階層で消えるか mid に上がるかを見る。上がる1本が出れば、そのジャンルの量産テンプレが今有効という証拠になる。
- PDF/ドキュメント系(KR #10 +33、US #3 +22、KR grossing #18 +26、かつ6市場 top-10)は現時点で最も再現性のある上昇ジャンル。無料 PDF ビューア周辺のコンテンツ企画を優先度上位に置く。
- DE の TOP_GROSSING は 21 カテゴリーが degraded のため、DE 課金系の新規(BrickSearch #4、getquin #9 ほか)は明日の再取得で裏取りしてから企画判断に使う。
- developer フィールドが 84182 件欠損しており開発者単位の寡占分析が不能。収集パイプラインの developer 抽出を修正対象として起票する(修正されるまで『上位を少数社が押さえている』類の結論は出せない)。
- 前日比較できなかった 43 チャートを特定し、欠落が特定の国・チャート種に偏っていないか確認する。偏っていれば新規登場の数字自体に系統的な偏りが出る。
- 基準日が 26 日前しかないため、月次分析は 2026-09-26 以降(30日到達後)に改めて回す。それまでは『26日間の変化』と明示して社内共有する。
データ品質メモ
対象日 2026-09-21 は 372 チャート / 13571 行を取得。収集対象は 403 チャート(設定上の予定からストアが公開していない 227 を除いた数)で、31 チャートは取得できていない。前回 2026-09-20 と比較できたのは 372 中 329 チャートで、残り 43 は前日データが無く「新規登場」の判定自体ができない — 比較対象が無いチャートの行は新規として数えていないので、本レポートの新規件数は実際より少ない可能性がある。直近の実行のうち 6 件が部分完了、36 件のフェッチが失敗。品質低下ソースは 100 件超で、特に DE の TOP_GROSSING が 21 カテゴリー分、GB の TOP_GROSSING/TOP_PAID、US の TOP_GROSSING/TOP_PAID、HR の TOP_GROSSING が広く含まれる。課金・有料チャートに関する記述は無料チャートより精度が落ちる。項目欠損は developer が 84182 件、ratingCount が 84182 件、rating が 2299 件 — developer が全面的に欠けているため、階層別の「上位枠を多く握る開発者」は今日は算出できず、表の該当列も空欄。基準日 2026-08-26 はアーカイブ最古の取得日で 26 日前であり、まだ一か月分の履歴が無い。「月次の上昇」は 26 日間の変化として読むこと。



